日本におけるネットワークビジネス全般について

現在、日本には、ネットワークビジネス(連鎖販売取引)を行っている会社が、500社近くあると言われています。
経済産業省が調査した「平成17年度 連鎖販売取引実態調査報告書」での会員数は何と、2,190万3,179人という数字!
売上規模も、軽く1兆円を突破しています。
従事している人数・売上高を見ても、まさにネットワークビジネスは一大産業となっていることがお分かりかと思います。

取り扱っている商品種類別に見てみると、サプリメントなどの栄養補助食品を主力製品にしている企業が約半数を占め、それに化粧品、浄水器関連商品、下着、美容機器が続きます。

現在、ネットワークビジネス企業の中で、最も有名なのは、日本アムウェイ、そしてニューウェイズあたりだと思います。
これらの企業は、パーソナルケア製品からスキンケア製品・ホームケア製品など幅広い商品ラインナップを揃えています。
少し小規模になると、ネイチャーケア・ジャパン・日本シャクリーなどが、これと同じような製品ラインナップを揃えています。

栄養補助食品を主力製品としている代表的な企業としては、ナチュラリープラス・フォーデイズ・ニュースキン・ウェルウェイ・スターライズなどが挙げられます。
そして、化粧品・スキンケア製品を主力製品としている代表的な企業には、アシュラン・ベルセレージュ・アルソア・セプテムプロダクツなどが挙げられます。
水関連で有名なのは、エナジックやエッチアールディなどですがこれらの個別企業については、別ページで見ていこうと思います。

日本において、ネットワークビジネスは、過去に悪徳マルチ商法が蔓延っていたという経緯があるため、未だにまともな仕事としては認知されていない部分があります。
ネットワークビジネスというと、「悪徳」「マルチ商法」「ねずみ講」という言葉が頭をよぎる人が非常に多いのではないでしょうか?
これには、一部のディストリビューターと言われる、各ネットワークビジネスに所属している会員の勧誘マナーが悪いことも一因ですが、やはり世間におけるネットワークビジネスに対する認知度が低いことも原因の一つだと思います。

当HPでは、ネットワークビジネスを行っている個別の企業についてスポットを当てつつ、ネットワークビジネスについて、多面的に考察していきたいと思います。